縁の腐る前 「武者小路卓也だな、面貸せ」 ドアを開けると、見覚えのない人間が立っている。見覚えないと言っても、この状況に心当たりが無いわけではない。「何? 君の本命?」 傍に立つ女に声をかける。「知らない……」 当てが外れたようだ。「なーんだ、じゃあ貸… 2024-03-17林檎と柄長