25.夜半の甘雨
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本日は晴天なり
24.雨冷えの寝室
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本日は晴天なり
23.怠惰な雨雲
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本日は晴天なり
22.指先に漫ろ雨
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本日は晴天なり
21.黄昏、曰く
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本日は晴天なり
20.台風明けて、早暁
カーテンの隙間から差し込んできた朝日が顔に当たり、眩しさで目を覚ます。二日酔いだろうか、少し頭が痛い。 横を見ると、尊がこちらに背中を向けて頭まですっぽりと布団に潜り込んでいる姿が見えた。丸く膨れている布団の塊はまるで大福餅のようで、なん…
本日は晴天なり
19.天隠す酒涙雨、雲を裂いて神立
がちゃり、と鍵が回る音が部屋の中に響く。その音に気付いた尊が音のする方へ向かうと、ただならぬ様子の恋人が玄関の扉を開けて入ってきたのが見えた。 靴を脱ぐでもなく壁に体重を預けてぼんやりとしている恋人に駆け寄ると、顔は赤くなっているし、しき…
本日は晴天なり
18.春時雨過ぎて、酒涙雨
この日は珍しく酒に酔っていた。 普段は全くと言って良いほど酒に触れない生活をしているから、たまにはどうだと誘ってきた知人も驚いていたのをぼんやりとする頭で覚えている。 普段なら断るが、今日は気分が良くてつい誘いに乗ってしまったのだ。 それ…
本日は晴天なり
17.鈍色の空と雨滴を眺めながら
雨の音が聞こえる。 雨粒が窓を、草木を、地面を叩く。 窓の外を眺めてみれば、鉛色をした雲が空を全て覆い隠し、雨粒を降らせていた。 そして雲からこぼれた雨粒が時折窓にぶつかっては、水滴を飛び散らせている。 俺はそんな光景をぼんやりと眺めてい…
本日は晴天なり
16.浅春とチョコレート
二月の街はチョコレートの香りがする。 この時期はどこを歩いても菓子を提供しているような店ではこぞってチョコレートを使った菓子をを前面に押し出していて、そういった店の前を通ればケーキとまでは行かなくとも板チョコの一枚でも買って帰りたくなるの…
本日は晴天なり
15.鬼雨に笑う
出先でバケツをひっくり返したような雨に降られ、たまたま出くわした恋人が近くに住んでると言うものだから急遽家にあげてもらうことになった。 あまり整頓はされてないからジロジロ見るなと念を押されながら玄関に入ると、言うほど散らかってはいなそうな…
本日は晴天なり
14.海へ吹くは木枯らしか
冬の海は寂しい。そう感じる人間は少なくないだろう。かくいう俺もそのうちの一人である。 この真冬の海に入る物好きはそうそう居らず、ただただ波が何も居ない水面に白く泡を作っている。その上堤防にもほとんど人の気配がなく、釣り糸をぼんやりと垂らし…
本日は晴天なり